初心者でもわかりやすいコンディショニング講座「コアってなんだ!?」
起こりやすい代償動作のパターンと修正エクササイズ
今記事では「ヒップヒンジ/スプリットスタンス」で起こりやすい代償動作のパターンと、修正エクササイズをご紹介します。
スプリットスタンスは前後に脚を開いたポジションで支持基底面が狭いので、特に前額面上(股関節内転・外転)水平面上(体幹の回旋、股関節内旋・外旋etc..)で不安定になります。修正にはRNT(リアクティブ・ニューロマスキュラー・トレーニング)と言われる、筋の機能不全を起こした部位の筋活動のタイミングと協調性を改善する手法を用います。代償が起こる方向にエクササイズバンドなどで負荷をかけて代償を促し、その負荷に抵抗することで正しい動作や姿勢を習得することができます。
スプリットスタンスでのRDLやSQ、ブルガリアンSQなどを行っている方をジムでよく見かけるのですが、ニーイン・トゥーアウトやヒップシフトが起こっているケースが多いので、まずはヒップヒンジ/スプリットスタンスから両手でパワーラックのフレームなどを掴み、安定性を担保しながら徐々に習得することをおすすめします。
いかがでしたでしょうか? 「コア」の機能改善においてまず大切なことは、ご自身の現状を正しく把握することです。身体と対話するつもりで取り組んでいただければ幸いです。